昨年度行った実験を論文にまとめて発表しました。外来種クビアカツヤカミキリの幼虫に対し樹幹注入剤の有効成分がどのように作用するか調べた内容になっています。スピーディーに仕上がりましたが、実験はじっくりやっており、渾身の一作です。この論文はInsectsというジャーナルに掲載され、こちらはいわゆるオープンアクセス誌のため、どなたでも自由に無料で閲覧・ダウンロード可能です。https://www.mdpi.com/2075-4450/12/7/592
近年はこった(おしゃれな、デコラティブな)図をつくる研究者も多いですが、個人的には図表や記録写真は実質的に、合目的的に、の方針でやっています。とはいえ、少しはタイポロジーを意識して写真を並べて図示したり、ジャーナルのテーマカラー(ウェブサイトやジャーナル表紙・タイトルの基調となっている色)を意識して図の線の配色を調整したり、といった工夫はしています。
上に掲載したグラフィカルアブストラクト(論文の要旨を示す概念図・ポンチ絵)は、できるだけ写真から内容を読み取ってもらえれば、との思いから説明を少なめにしています。興味をもってもらうために、絵としての美しさがもっと欲しいところではありますが。。
Sunamura E, Tamura S, Taki H, Sato H, Shoda-Kagaya E, Urano T. Efficacy of Two Neonicotinoid Insecticides against Invasive Wood Borer Aromia bungii Larvae in Dietary Toxicity Test. Insects. 2021; 12(7):592. https://doi.org/10.3390/insects12070592
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